PowerShot S90 を買って色々撮っていて予想以上にデキが良いことを実感し、写りも高感度画質も良いだけでなく、AF もそこそこ迅速で AI Servo (AF-C) なんかは E-P1 よりもずっと使える速度精度だった。 適当に電車などで動体相手の AF を試していて、そこそこ使えると判ったら、私の場合どうしても撮りたくなるのが飛行機。 サッカーなどのスポーツ撮りはどうしても超望遠域が必要だし、AF 性能を考えてもコンパクトデジカメなんて最初からお呼びじゃないが(コントラスト式 AF ではダントツにずば抜けた性能を持つ DMC-G シリーズの AF ですら無理なのだから)、飛行機相手なら少しは何とかなりそう。 といっても、離着陸機を普通に撮ろうと思ったら、やっぱり少し望遠側が足りない。 飛行機が小さくしか写らない、お散歩スナップ程度でいいなら問題ないが、それなら動体相手の性能云々もあまり関係ない。 ということで、日本で着陸機を一番近くで撮れる千里川へ。 ただ、着陸機の風圧をモロに身体に浴びつつ撮れる“聖地”は、広角〜超広角域で飛行機を撮る場所でもあるが(広角域だけでなく望遠で撮る構図も多々ある)、反面カメラにとってはポテンシャルを試される厳しい場所でもある。 頭上の至近距離を巨大な物体が高速で移動していく…というのを撮影するのは、一眼レフでも廉価機などでは上手く撮れないこともある。 そんなところでコンパクトデジカメ、それもコントラスト式 AF が怪しくなりつつある夕暮れ時。 さすがに条件は厳しすぎた。 のだけど、全滅というほどでもなかったので、意外に健闘したかな?と。 無論、ちゃんと「飛行機撮りしました」というのには程遠いが、この条件で全滅せず少しでも、たとえ等倍で見るのは厳しい写真だったとしても、そこそこ見られる写真が撮れたのは、やはりコンパクトデジカメで動体相手の AF を真面目にやってる数少ないメーカーのキヤノンだから、と思わせる。 マイクロフォーサーズの E-P1 なんか箸にも棒にもかからない状態だったし、DMC-G1 も初期ファームウェアでは今回の S90 と大差ないヒット率だったからね(G1 はその後のファームウェアで良くなった)。 飛行機撮りに PowerShot S90 が使えるか?と言ったら、焦点距離的な部分も含めて全然無理なんだけど(お遊びでも最低限 DMC-G1 だね)、PowerShot S90 における動体相手の AF の限界を知るには有意義なテストではあった。
by dbl-h
| 2009-12-26 10:39
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