迷いの中に…SL冬の湿原号 #1
SL Fuyuno-Shitsugen-Go (SL冬の湿原号)
(EOS 7D + APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM)

見に行った流氷が沖合に離れていたことを受けて、急遽泊まりを釧路に変更し、真冬の釧路湿原を2日間みっちり巡った。
自分の好きな行動をするより、同行者に楽しんでもらうことが第一ではあったが、
ごく自然に、あたかも偶然のようなタイミング、スムースさで2日間とも SL 撮影をした。

お初の同行者のためにも SL に乗ったけれども、やっぱり SL は乗るより観るもの。
そして、私も今回初めて SL 撮影した。
SL も普通の時に走っていても、あまり撮りに行こうとは思えず、でも雪の中の SL は撮ってみたかった。

ただ、難しいのは覚悟していた。
普通にとっても黒光りする SL の質感を出して撮るのは難しいし、露出も難しい。
おまけに雪原の中の SL。
考えても判らない、とにかく全く撮ったことのない被写体と環境だから、出たとこ勝負。
そして撃沈。
色々な問題はあったけれど、技術的な部分以前に、自分の迷いが全てを台無しにした。

イメージはあった。
景色を見てイメージもできた。
しかし、ファインダーの中で構図を考える時に迷った。
もっと寄るべきか、当初思い描いていたイメージのように、ずっと引くか。

結局、どちらにも決められず、中途半端な構図、中途半端な引きになってしまった。
初めての SL 撮影で、SL の姿を豆粒にしたくなくて、だから引けなかった。
自分なりの理由も判るけれど、思い切ってイメージしていたように引けなかった自分が悔しい。
露出云々の遙か手前で、自分に負けた自分が悔しい。

悔しい思いを残すために、この写真とこの想いをブログに晒しておこうと思う。
きっと、いつかリベンジできる時のために。
この先元気であるならば、いつかリベンジしたいと思うために。

ちなみに今日、JAL国内ツアー旬感旅行の「SL冬の湿原号 撮影ツアー 3日間」が催行されて、参加者は釧路のホテルを午前5時に出発し、
このポイントに夜明け前から来て、SL が来るまで5時間待機していたそうな。
鉄道でも飛行機でも、最高のポイントにはターゲットが来る何時間も前から来るのは珍しくないけれども、
真冬の釧路湿原で夜明け前から、という半端ない努力に頭が下がる思いだ。
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by dbl-h | 2011-02-13 23:27 | 最近の1枚
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