惜別の時、コールが木霊する
a scene of the farewell celemony, Takashi Usami from Gamba Osaka to FC Bayern München (1)

ガンバ大阪における宇佐美貴史の歴史は今日をもって幕を閉じた。
そして、彼には新しい広大なるステージが待ち受けている。

そんな記念すべき今日は、ヴィッセル神戸との一戦。
中2日という強行日程にも関わらず、持ち味がそれなりに出せた、そしてまたガンバらしい 3-2 というスコアで勝利した。

なによりも
ゴール前に抜けだしたグノが自分で決められるゴールを、横から走ってきた宇佐美へわざわざパスしてゴールを決めさせる、
その後には宇佐美がライン際を突破して、狙いすました絶妙クロスをグノへ送って、お返しのゴールを演出する。

そんな、宇佐美貴史のためのゲームに相応しい、
絵に描いたようなガンバ大阪における宇佐美貴史ラストゲームであった。
(個人的にはイチオシの若手である横谷が活躍したことが最も嬉しかったことであるが ^^;)

a scene of the farewell celemony, Takashi Usami from Gamba Osaka to FC Bayern München (2)

そんな筋書きがあったかのようなガンバにおける宇佐美ラストゲームが終了した後は、
いつものようにワニナレナニワや万歳三唱を行ってから、
宇佐美のお別れセレモニーがあった。

私自身は宇佐美がガンバユース現時点での最高傑作であることに異論はないし、
明らかに下り坂のガンバユースを見ていると
今後、宇佐美のような傑出した人材を輩出できるかは不安である。

ただ、ぶっちゃけ言うと、トップで抜きん出た実績を残したとは言い難い状態であるから、
ガンバ自体がここまでアレコレとお別れグッズを作って、セレモニーをして…というのは多少違和感がなくもなかった。
それはガンバ公式がいつからか「ガンバの至宝」と言い出した時点で感じていた違和感でもあるのだが。
(替えの利く、簡単に送り出せる至宝というのも変なものである)

それでも「バイエルンへ(レンタル)移籍」ということが多大な実績といえば、そう言えるだろうし、
何よりもヤットに続く人気選手であるから、こういったセレモニーをやる必要はあったのだろう。

そして実際、セレモニーにこれだけ多くの人が残って、宇佐美貴史という選手を送り出している状況を見れば、それは明らかだった。
個人的には、宇佐美貴史がガンバを離れることより、これだけ多くのサポーターが見送っていることにジーンとした。
(そして、ここに写真はあげられないが、宇佐美胴上げの際に悪戯っ子のヤットが宇佐美に水をかけている茶目っ気に和みもした)

a scene of the farewell celemony, Takashi Usami from Gamba Osaka to FC Bayern München (3)
(写真はいずれも EOS 7D + APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OSM / 万博記念競技場)

宇佐美貴史がガンバ大阪を去ったと同時に、ザスパ草津からラフィーニャが移籍してくることが発表された。
左の FW / MF だから、まさに宇佐美の後釜候補として取ったのだろう。
ザスパではなかなか良い活躍をしていたようだから、期待したいところだ。

まぁブラジル人にとってガンバは、活躍すればアラブに大金で引き抜かれる最短コースだから、
活躍したらしたで、来年の夏にはいなくなりそうだけどね :-(

いずれにせよ、去る人があれば来る人もある。
長くクラブを応援していれば、常にそうだ。
クラブを応援することと、選手を応援することは微妙に同義じゃない。
時にその両方であり、時にその両方で有り得ない。

今日は、ガンバ大阪に何年間かの狂騒をもたらした選手が去り、
そして新たな選手がやってくる日となった。
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by dbl-h | 2011-07-13 23:40 | 昨日今日の1枚
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