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いつも共にある物
The devices I use anytime
(PowerShot S90)

気がつけば、いつも使っているものの少なくない部分を Apple 製品が占めるようになっていた。
10年近く Mac から遠ざかり気味だった私が、メイン環境を Mac に戻したのは 2007年。
それ以前から MacOS X 環境を使い始めていたけれど、Mac 回帰したのはその年だったと言える。

その前から iPod は幾つか使い続けていたけれど、
それからまたノート、デスクトップ両方で何台もの Mac を購入し、
iPod も何台か購入して、初代 iPod touch で iOS(当時 iPhone OS)がもたらす革新を実感し、
iPhone 3GS は確実に自分の生活を変え、iPad も初代2代目あわせて既に3台を購入した。

元々 UNIX 環境に安心感がある人間としては、もはや Windows は仮想環境でしか考えられず、
ハードウェア性能ばかりが目立つ Android ケータイはあくまでサブにしか過ぎず、
横持ち前提の Android タブレットなんか論外だったりして、
いつの間にかすっかり Apple に毒されている。

ま、iTunes 経済圏に取り込まれた時点で、抜き差しならない状況になっているわけで
全くもって Apple の思う壺、Steve Jobs の思う壺である。

でも、居心地はいい。
Android の方が自由、Windows の方が自由だという意見はあるし、実際そういう部分はある。
ただ、その自由は必ずしも本質的なことなのか、枝葉末節に属するものではないか?そう思うことはある。
それにまぁ、追従者がデカイ顔をするのも辟易だしね。

少なくとも、Apple II の頃から今まで“IT デバイスにおけるデザインの重要性”を体現してきた人だし、
芸術を理解した上での“パーソナルコンピューター”環境を考えていた人であるし、
性能よりも大切なモノがあると感じさせてくれる製品を送り出してきた人でもあった。

その感性を持って世に出される製品、サービスがもうないかもしれないことに、心から落胆を禁じ得ない。

Rest in Peace, Steve Jobs.
I love your spirit and your products.

スティーブ・ジョブズ氏 逝去に寄せて
by dbl-h | 2011-10-06 23:59 | 昨日今日の1枚
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