杖立温泉
ミッションこなして、ようやく本日の宿に到着。これよ、これ。川のせせらぎの両岸から立ち昇る湯気。これぞ、ザ・温泉。日本の旅 :-D 鄙びた古い温泉街。夜の8時も過ぎれば、ガランとして人っ子一人もない。いいね~。こうでなくっちゃ。
(全て iPhone 4S + Instagram / 杖立温泉)

昨日、九州は大分県日田市でミッション完了後、杖立温泉で一泊。
熊本のビジネスホテルに泊まる予定だったが、思うところがあって杖立温泉へ。
日田から阿蘇へ抜ける道(R212)はむかし通ったことはあるものの、杖立温泉に泊まるのは初めて。

到着したのは、夜もどっぷりと更けた午後8時すぎ。
都会なら普通に店も営業して、人が行き交う宵の口だが、大分・熊本県境にある山あいの古い温泉町では人っ子一人見かけない。
だが、それが良い。

杖立川の両側のあちこちから温泉の湯気がもくもくと上がっている。
温泉街ならでは、特に冬、そして夜。
これぞ、温泉。

このところ金欠で旅をしてなかったし、思い通りの温泉イメージで嬉しくなってしまった。
疲れていたけど、否が応でもテンションが上がった。

が、カメラは一眼レフ (EOS 7D + Tamron 18-270mm F3.5-6.3 Di II VC PZD)だけでカバンの奥にあったので、結局この日の写真は iPhone 4S のみ。
まぁカメラでゆっくり撮影している余裕はなかったから仕方ないけどね。

サブでコンパクトデジカメ (PowerShot S90) を持ってこようか迷ったんだけど、持って来なかったのは失敗だった。
こういう時に、一眼レフを出せない時に活躍するのにね。
というか、こういう夜景シーンでは PowerShot S100 が大活躍するんだろうな。楽しみだ。

そして、今日のお宿はこの旅館。小さな旅館ですが、雰囲気ありまくり。 ここがフロント。なにこの可愛さ。思わずニッコリ。
部屋は8畳+。遅い到着&晩飯なしなので、既に布団が引かれてた。久しぶりの畳~。黒電話、久しぶりに見たしww 旅館だけど、バストイレなし。ってか、24時間温泉だしね。 窓を開ければ杖立川。静かだし、接客も含めて良い宿だし、1週間くらい逗留したいのお。
黒電話いやー、いい湯だった。特に杖立温泉名物の蒸し湯は効いた。単なるサウナとは違うな。濃厚。最初はへばったが、病みつきになりそう。
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そして、この日泊まったのが「わかのや」。
家族でやっているであろう、小さな小さな旅館。

直前の状況から日帰りの可能性もあったし、熊本のビジネスホテルなら当日予約で余裕だから、と思っていたので
杖立温泉の宿の予約をしたのが当日朝。
既に予約できる宿は少なく、しかしここはじゃらんの評価が5点満点の 4.9 と高かったので泊まってみた次第(他でも高評価だ)。

“旅籠”を称しているだけあって、なかなか風情のある佇まいだったし、部屋もいい感じだった。
部屋の広さは8畳+α、窓を開ければ杖立川。
そして、女将の接客は心地良いもので、接客・サービスの良さが高評価に繋がっているのだろう。

全部で7部屋とこじんまりとした小旅館だが、客層も年齢層が高いせいか、静かに過ごすことができた。
最初は私以外は1組いるだけかと思ったら、5部屋埋まっていたらしい(私以外は夫婦などの二人連れ)。
え?そんなに客いたの?と思うくらい静かで、こういうところなら長逗留したいと思えた。
廊下はギシギシ言うが、隣の部屋との防音はかなり良いのかもしれない。

もちろん、温泉も良かった。
杖立温泉は単純アルカリ泉なので、普通に入ってるだけなら普通に良い感じなだけだが、
杖立名物“蒸し湯”というのが、思いの外良くて気に入った。

蒸し湯は、単純に言えば温泉のサウナぶろ。
最初は空気が濃すぎて「こりゃ無理」と思ったし(元々サウナは好きじゃない)、5分ですら「こりゃキツい」と思った(推奨時間は5〜10分)。
しかし、身体が慣れてくると10分も平気になり、むしろ積極的に蒸し湯に入っていた。

夜2回、朝2回と温泉ざんまいの一泊だったが、蒸し湯には6回くらい入った。
数分で全身の毛穴が開き、10分もいると1時間以上温泉で半身浴した気分。
なかなか気に入った。また入りたいと思う。

とまぁ、良いことづくめで大満足の杖立温泉の夜だった。
「わかのや」についても、私はまた機会があったら泊まりたい、泊まってもいいな、と思っているけれど、
だからといって他人に勧められるかというと、それはまた微妙である。
無条件に薦めにくい点も多い。

・2食付きで1万数千円〜な旅館なのに、部屋はトイレなし。
 (24時間入浴可能掛け流し温泉なんだから、バスが部屋になくても問題はないが…)
・共同のトイレがまた異常に狭い。
 (けれどトイレに座ったら、扉の内側にかかれた言い訳メッセージが可愛くて許せる)
・温泉の洗い場が1つきりなので、何人かと入浴がバッティングすると待つはめに。
・今回は使わなかったが、駐車場も判りにくい(杖立温泉の構造上仕方ないけど)
・飲料販売もなく、杖立温泉唯一のコンビニ?も川向こう(部屋に冷蔵庫もない)
・階段がかなり急で狭いので、脚が悪い人は無理かも。

ということがあるので、色々設備の整った宿を機能している人、そうでないとダメな人には向かない。

元々7部屋しかない旅館なので、大勢の人と風呂場でバッティングすることもないし、
水分についてはレモン水やらお茶やらが用意されているので(朝食後は珈琲)悪くないのだけど、
トイレはさすがにちょっと不便を感じたかな。

それでも、これらの不便さを上回る良さがある旅館だったのも事実。
でなきゃバストイレなしで、あのトイレで朝食付 8,400円なら高く感じるはずで、
リーズナブルとは言わないまでも悪くない、また来てもいいと思わせるのは、接客も含めたサービスや質のなせる技だろう。

絶賛はできないし、安易に他人に薦めもしないが、悪くない宿ではあった。
風情もあり、一晩泊まって良かった、もう1泊したかったと思ったのだから。

でもまぁ、一人旅で温泉ざんまい。
極楽の時だった。
心休まるのは、一人で旅している時だけだ。
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by dbl-h | 2011-11-24 23:19 | 昨日今日の1枚
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