(EOS 7D + EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM) 失念していて、また1日空いてしまった。 細々と EOS 7D についての感想は、先日も書いたようにlivedoor Blogでグダグダ書き連ねているが、端的に言えば「良いカメラだけど、なかなか手強いカメラである」という感じだ。 1D系を使ってきた私としては、カスタムメニューにある細かな設定、特に AF 関係の設定は“なくてはならないもの”であるが、初めてああいった設定を見る人にとっては、設定が持つ意味それ自体を理解するのに苦労する人も少なくないようだ。 動体を撮るためには、カスタムメニューの設定を状況に応じて自分なりの設定に追い込んでいくのは必須事項なのだが、Kiss や一眼初心者はもちろん、二桁機からアップグレードしてきた人でも、そのあたりをきちんと設定できず、使いこなせずに文句を言ってる人もいるようで何だかなぁ、である。 また画質の面でも、低感度でノイズが多めというのは確かにそうだが、暗部ノイズを気にするならアクティブ・ライティング・オブティマイザ(ALO)をオフにするのは必須事項だし、高輝度側階調優先も暗部ノイズやバンディングノイズの原因になる(これは1D3でも同じ)。 解像感を保つためには、高感度撮影時のノイズ低減をオフにすべきものだし(高感度撮影時と言いつつ、低感度から処理がかかってるのは旧来と同じ)、このあたりの自分の意図にあった設定を、自分で行う必要がある。 この辺は昨日のデジカメ Watch に掲載されたレビュー記事にも詳しく書かれているが、記事中の「にかくスイートスポットが極めて狭いカメラ」というのは、EOS 7D の特徴をよく言い表していると思う。 そして、撮影者の技量や撮影意図を試されるカメラでもあると思う。 なんとなく使っているだけでは想定以下の画質を持った写真しか撮れず、逆に色々と条件を揃えてきちんと撮ってやれば、それに応えてくれるカメラだと感じている。
by dbl-h
| 2009-10-17 13:05
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