(GXR + A12 50mm F2.5 / 北アルプス上空@機窓) 昨日に続いて、先月搭乗した関空→稚内便の機窓から。 伊丹・関空から北海道や東北北部へ向かう便は、概ね北アルプス上空を通過する。 北アルプス上空といっても、どのあたりを通過するかはその時次第、機長次第。 この時はちょうど新穂高温泉のあたりから北北東へ抜けて行ってくれたようで、 右手の機窓からは眼下に北アルプスの中心部、穂高連峰から槍ヶ岳の稜線を見ることができた。 天気はイマイチで霞が強かったが、レタッチしてそれなりの“旅の記録写真”程度になる程度のものは撮れた。 ここに掲載しているサイズでは判りづらいが、一番手前の稜線が、穂高連峰〜槍ヶ岳の稜線である。 稜線の一番右、少し奥に入ったところの高い頂が、穂高連峰の主峰、奧穂高岳。 常識ではあるが、奧穂高岳は 3,190m、日本第3位の高峰である(富士山、北岳@南アルプスの次)。 その奧穂高岳から北(左手)へ円弧のような稜線が伸びている先にある次の高峰が、北穂高岳。 奧穂高岳と北穂高岳を結ぶ稜線の向こうに、7月にもかかわらず多くの雪が残る圏谷があるが、そこが有名な涸沢カールである。 北穂高岳から北(左手)の稜線をいくと、大キレットの凹みをはさんで、南岳、中岳、大喰岳と続き、 一番左の方(稜線が三方向に別れているところ)の高峰が槍ヶ岳である。 この小さな写真では判らないが、拡大すれば、槍ヶ岳らしい“槍”な頂きが飛行機からも判る。 槍ヶ岳の右側の谷は槍沢で、そこから下へ降りていき、 穂高連峰の向こう側の谷あいを右の方へずっと行くと上高地に出る。 ちょうど写真の右手、奧穂高岳の向こうから右へ流れている川が梓川で、写真の切れたあたりが上高地。 また、穂高連峰〜槍ヶ岳とは違う奥側の高い稜線は、一番左隅が大天井岳、少し離れて南側(右手)には常念岳も見える。 常念岳から北へ稜線を通り、大天井岳から手前側へ続く稜線を通って槍ヶ岳へ向かうルートは 通称「表銀座」と呼ばれる北アルプスの縦走ルートの一つになっている。 そして、それら北アルプスの山々の向こうに見える平野が、松本平野である。 梓川はグルッと迂回して、松本平野を通って北上し(写真左へ)、写真左上の谷あいを抜けて長野方面へと流れる。 松本〜長野間を結ぶ高速道路や鉄道も、そこを通って行く。
by dbl-h
| 2011-08-11 23:59
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